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今日はヨーガ教室の日③ [日々つれづれ]

 朝からどんよりとした空を見上げながら、生来のナマケ心が首をもたげてきて・・・行く間際まで、迷っていたけれど、行ってよかった。

 先生はまた被災地に行って来たそう。いつもとっても忙しくて全国を駆け回っているような先生だけれど、空いた時間があると被災地に足を運んで、ヨーガでリラクゼーションを促したり、被災者の話に耳を傾けたり・・・。被災直後から何度もあちらこちらに足を運んでいる。被災直後には両手に男女の下着をたくさん持って。今回は半袖Tシャツを持って行ったそうだ。

 久しぶりに訪れた被災地はやっぱり瓦礫の残るあの被災地のままだったそうだ。内陸にいるとどうしてもその感覚が鈍るとお話ししていた。

 そうなのだ。内陸にいるとついつい平和ボケしてしまいそうになる。わたしも直後と1ヶ月後に被災地を訪れた。テレビで見るのとは全然違う。車窓から見るのと現地に降り立つのはまた違う。たとえるなら牛舎のあの臭いが町全体を覆い尽くしている。とりあえず車が通れるようになった道路。家の残骸、車の残骸、泥といっしょに家財が散乱している。分かって来たつもりで訪れたはずなのに膝がガクガクした。1分たりともこの場所に留まりたくない衝動を必死で押さえていた。できれば今すぐにでも引き返してしまいたかった。

 きっと、全国の人がそうなように、自分にできることは何か、といっしょうけんめい考えた。だれかのために何かをしてあげたいとこんなに強く願ったのはきっと長い人生の中でも初めてなような気がする。

 1日じゅうテレビにかじりついて見ていた。いっしょに涙を流した。すきなCDも2ヶ月間聴くことさえ忘れていた。でも、いつまでも泣いてばかりはいられないと思った。まず被災地以外の人が元気になって、被災地の人を引っ張らなくては・・・と。

 ボランティアに行ったり、募金をしたり、支援物資を届けたり・・・。でも、それは3ヶ月の中のほんのわずか。細くても息の長い支援が必要だと思っていたのに、たびたび被災地に足を運ぼうと思っていたのに・・・だんだん足が遠のいている自分に腹が立つ。
 
 あの気持ちを忘れないでいよう。贅沢を謹んで、募金をして・・・でも、結局は被災地に足を運ばなければだめなのだ。

 先生のお話はわたしを初心に返らせてくれた(*μ_μ)
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